ルイス・C. ティファニー

作者名(ヨミ)るいす・C. てぃふぁにー
作者名(英語)Louis C. Tiffany
生年(西暦)1848
没年(西暦)1933

略歴・解説

1848年アメリカ、ニューヨークにて裕福な商家に生まれる。幼いころから煌びやかな名品に囲まれ、審美眼だけでなく、父から鋭い商売感覚を、工房の職人たちからは技術や工法を学んだ。1866年に陸軍士官学校を卒業後、画家を目指しジョージ・イネスに絵画指導を受ける。その後旅行先で訪れたカイロで、イスラム芸術の色彩や複雑な意匠を施した建築に影響を受けた。1870年代初頭からガラス制作を試み、その後室内装飾会社を立ち上げた。自作のガラス・タイルなどを用いた独創的な表現で人気を博し、1882年にはホワイト・ハウスの室内装飾を手掛けた。次第に室内装飾よりガラス実験に没頭するようになる。1900年のパリ万国博覧会ではガラス作品など100点以上を出品し、グランプリを受賞した。
ルイスが行った様々なガラス制作の中の一つがステンドグラスであった。グリザイユを使用せずガラスの色調と質感で表現する独自の方法でステンドグラスの制作を行い、数々の名品を残した。

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