裸婦

タイトル裸婦
タイトル(よみ)らふ
タイトル(英語)Nude
作者岡田 三郎助
作者(よみ)おかだ さぶろうすけ
作者(英語)OKADA Saburosuke
制作年1901(明治34)年
サイズ73.6×43.0cm
解説岡田三郎助は、明治から昭和にかけて近代日本洋画の確立に功績のあった画家の一人。岡田は1897年フランスに留学し、黒田清輝と同じく画家ラファエル・コランに学んだ。黒田同様、明るい外光表現を取り入れた画風を身につけ、1902年に帰国、その後東京美術学校(今の東京藝大)の教授として活躍した。女性像を得意とした岡田はヌードの表現に才能を発揮、とりわけ背面像にこだわった作品で知られる。パリ留学中は、ルーヴル美術館で19世紀新古典主義の巨匠アングルの《ヴァルパンソンの浴女》や《グランド・オダリスク》など、女性の背面像の美しさを学んだに違いない。本作でも、岡田が生み出した後ろ姿の美しさを鑑賞することができる。

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