静物(リーチの茶碗と果物)

タイトル静物(リーチの茶碗と果物)
タイトル(よみ)せいぶつ(りーちのちゃわんとくだもの)
タイトル(英語)Still Life (Leach Teacups and Fruit)
作者岸田 劉生
作者(よみ)きしだ りゅうせい
作者(英語)KISHIDA Ryusei
制作年1921(大正10)年
サイズ50.0×60.5㎝
解説本作は、鵠沼(現・藤沢市)滞在時の1920(大正9)年12月21日に着手、翌年3月14日に完成した。劉生は制作過程でモチーフの数や配置を変えて、理想的な構図を模索している。そして対象の内面に分け入るようにそれらを見つめ、徹底した写実で質感や実在感を表現した。この年以降、劉生の関心は次第に東洋美術へと移行していくため、本作は「内なる美」を求めた静物画の最後期の作といえる。

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