赤い背景の山高帽をかぶった道化師
タイトル | 赤い背景の山高帽をかぶった道化師 |
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タイトル(よみ) | あかいはいけいのやまたかぼうをかぶったどうけし |
タイトル(英語) | Clown Wearing a Bowler with Red Background |
作者 | ベルナール・ビュッフェ |
作者(よみ) | べるなーる びゅっふぇ |
作者(英語) | Bernard BUFFET |
制作年 | 1977年 |
サイズ | 81.5×55.0cm |
解説 | ビュッフェは10代からその生涯にわたり、繰り返しピエロ像を制作した。その多くは強烈な原色を背景とした正面向きの胸像として描かれている。おどけた化粧にカモフラージュされているが、顔つきは気難しげで近寄りがたい雰囲気が漂う。そこには若くして国際的な名声を獲得したビュッフェの知られざる孤独や苦悩が投影されているのかもしれない。 特に有名なのが、赤い地を背景とし、黒い衣装に山高帽、胸に大きな白いリボンをつけた作品である。顔は細長く引き伸ばされ、輪郭やしわは独特の硬質な線で描かれている。リボンの位置や背景の色調をわずかに変えただけで、衣装も表情もほとんど同じこのピエロ像をビュッフェは1961年に集中的に制作している。 70年代に入っても再び取り組んでおり、1977の年記のある本作もその一点である。そこにはビュッフェの並々ならぬ執着ぶりがうかがえ、これらがビュッフェの自画像であることを明瞭に物語っている。(M.T) |
【 凡 例 】
本データベースは、公益財団法人似鳥文化財団が運営する小樽芸術村の収蔵作品の一部を公開するものです。
公開データは随時拡充いたします。
■データについて
作品サイズは[H=高さ(縦)×W=幅(横)×D=奥行き]の順に記載する。
■作品解説の執筆者について
末尾にイニシャルが記されていない解説文は、当館学芸員が執筆した。
末尾にイニシャルが記されている解説文の執筆者は、以下の通りである。
新明英仁(H.S)、苫名真(M.T)、志田政人(M.S)、蝦名未来(M.E)
■利用について
本データベース上のテキスト及び画像の無断転用・転載・加工等の行為を固く禁ずる。
©Copyright The Nitori Culture Foundation.All rights reserved.
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