聖ピエール・シャネル

タイトル聖ピエール・シャネル
タイトル(よみ)せいぴえーる・しゃねる
制作年1906-10年頃
サイズ257.8×101.1cm
解説ピエール・シャネルは1803年、フランス、アイン県のモントルヴァル・アン・ブレス(Montrevel-en-Bresse)に生まれ、14歳頃まで羊飼いとして暮らしていました。その後神学校でキリスト教教義を学び24歳で司教となり、各地に派遣されたのち、フランス領フツナ島(現在のトンガ)へ布教に行き、現地民同士の対立を仲介したり、怪我人の介護などにも尽力しましたが、1841年現地で殉教します。その際彼は暴徒の斧やハンマーで頭部を殴打されて殉教したのです。そのため、彼のアトリビュート(持物)は布教の十字架、ハンマー、そして殉教聖人を表す棕櫚の葉となりました。
フランス国内でも特に彼の生まれた町があることから、ローヌアルプ地方に聖ピエール・ シャネルのステンドグラスが集中的に存在していて、他の地域ではあまり見ることが出来ません。その事からも今回のステンドグラスが制作され設置された教会は、リヨンを中心とした狭い地域に限られると推測できます。(M.S)

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