福音史家聖ヨハネ

タイトル福音史家聖ヨハネ
タイトル(よみ)ふくいんしかせいよはね
制作年1906-10年頃
サイズ257.8×101.1cm
解説ステンドグラスや宗教画において、新約聖書の福音史家聖ヨハネは、キリストの愛した弟子ヨハネや神学者ヨハネと同一人物として描かれます。そのため本(福音書)を持ち、足元には象徴としての鷲、手には杯から逃げ出す蛇が描かれています。
鷲は天に向かって高く舞い上がる鳥で、ヨハネによる福音書の「初めに言があった。言は神と共にあった」が人を天の高みに運ぶ事を意味しています。そして福音は天の高みから言葉として地上に舞い降りてきます。
また、盃については、エフェソスのアルテミス神殿大司祭の前で毒杯を仰いだが、ヨハネが十字を切ると毒が蛇の形になって逃げだしたという逸話によるものです。(M.S)

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