バラ・ミモザ図
タイトル | バラ・ミモザ図 |
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タイトル(よみ) | ばら みもざず |
タイトル(英語) | Roses and Mimosas |
作者 | 梅原 龍三郎 |
作者(よみ) | うめはら りゅうざぶろう |
作者(英語) | UMEHARA Ryuzaburo |
制作年 | 不詳 |
サイズ | 65.4×53.3cm |
解説 | 梅原にとって薔薇(ばら)は重要な主題であった。後半生を中心に、その長い生涯を通して飽くことなく取り組んでいる。 梅原とともに近代日本洋画の双璧とされる安井曾太郎が、一度描き始めた薔薇は枯れても取り替えずにそのまま描き続けたのに対し、梅原はそのつど新しい花を用意させたという。特定の薔薇を写生するのではなく、薔薇という花それ自体が持つ美しさや生命感に惹かれ、そこから受ける感動を描こうとしたためであろう。 本作では、背景の赤を基調に、薔薇の花のピンクや深紅、葉の緑、ミモザの黄、花瓶の青が華麗な色彩のハーモニーを奏でる中を、軽妙な描線が躍動し、チューブから絞った絵の具をそのまま押しつけたようなミモザの突起が小気味よいリズムを刻んでいる。 ルノワールも認めた天性の色彩感覚に桃山美術の絢爛(けんらん)、文人画的な自在さを融合したといわれる梅原芸術の特質がよくうかがえる作品である。(M.T) |
【 凡 例 】
本データベースは、公益財団法人似鳥文化財団が運営する小樽芸術村の収蔵作品の一部を公開するものです。
公開データは随時拡充いたします。
■データについて
作品サイズは[H=高さ(縦)×W=幅(横)×D=奥行き]の順に記載する。
■作品解説の執筆者について
末尾にイニシャルが記されていない解説文は、当館学芸員が執筆した。
末尾にイニシャルが記されている解説文の執筆者は、以下の通りである。
新明英仁(H.S)、苫名真(M.T)、志田政人(M.S)、蝦名未来(M.E)
■利用について
本データベース上のテキスト及び画像の無断転用・転載・加工等の行為を固く禁ずる。
©Copyright The Nitori Culture Foundation.All rights reserved.
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