黒き土の上に立てる女

タイトル黒き土の上に立てる女
タイトル(よみ)くろきつちのうえにたてるおんな
タイトル(英語)Standing Woman on the Black Earth
作者岸田 劉生
作者(よみ)きしだ りゅうせい
作者(英語)KISHIDA Riusei
制作年1914(大正3)年
サイズ61.8×47.0cm
解説画面裏の記述より、1914(大正3)年7月25日に完成した作品で、副題は「農夫の姫」。妻の蓁をモデルに描かれた、みずみずしく力強い女性像は、あたかも自然や豊穣の象徴のようである。また同年4月に長女の麗子が誕生していることから、生命の源である母のイメージも託されているのであろう。背景の赤土と草木には、同時期に描かれた東京代々木の自宅周辺に取材した風景画との共通点が見て取れる。

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