モンパルナス附近

タイトルモンパルナス附近
タイトル(よみ)もんぱるなすふきん
タイトル(英語)Near Montparnasse
作者佐伯 祐三
作者(よみ)さえき ゆうぞう
作者(英語)SAEKI Yuzo
制作年1928(昭和3)年
サイズ73.2×92.4cm
解説エコール・ド・パリの代表的画家モーリス・ユトリロが活動した1920年代のパリで、彼の影響下に自らの画風を確立した日本人画家がいた。わずか30歳でパリに客死した佐伯祐三である。東京美術学校を卒業してパリに渡った佐伯は、近郊の町オーヴェールでフォーヴィスムの画家モーリス・ド・ヴラマンクから独創性がないことを強く叱責され、新たな画風を模索。そして出会ったのがユトリロの作品だった。モンパルナスは、ユトリロが生まれたモンマルトルと並んで芸術家街であった場所。白壁の街並みを描いた本作では、静けさが際立つユトリロの作品とは違い、素早く激しいタッチが佐伯のほとばしる熱情を伝えている。

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