初代市川男女蔵の奴一平

タイトル初代市川男女蔵の奴一平
タイトル(よみ)しょだいいちかわおめぞうのやっこいっぺい
タイトル(英語)The Actor Ichikawa Omezō as Manservant Ippei
作者東洲斎 写楽
作者(よみ)とうしゅうさい しゃらく
作者(英語)TOSYUSAI Sharaku
制作年寛政6年(1794)
サイズ36.7×25.0cm
解説寛政6年(1794)5月に河原崎座で上演された「恋女房染分手綱」に取材した作品。伊達の与作の奴(家来)である一平が、悪臣・鷲塚八平次に雇われた江戸兵衛らに襲われる場面を描いている。刀に手をかけ、悪党と立ち向かう一平の表情には緊迫感が漂う。奪われた用金300両は、主家の若殿が芸妓を身請けするために用意した金であった。本図は襦袢の色にちなみ、通称「赤襦袢」と呼ばれる。

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