手吹飾筥 紅白梅
タイトル | 手吹飾筥 紅白梅 |
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タイトル(よみ) | てふきかざりばこ こうはくばい |
タイトル(英語) | Hand-Blown Decorative Octagonal Box, Red and White Plum Blossoms |
作者 | 藤田 喬平 |
作者(よみ) | ふじた きょうへい |
作者(英語) | FUJITA Kyohei |
サイズ | H14.4×W27.5cm |
解説 | おおよその仕上がりを想定して金箔やプラチナ箔、ガラスの小片をあらかじめ台上に配置しておく。この台の上で、竿に巻き取った熱く溶けたガラスを転がし、巻き取るようにしてパーツを溶着。さらにそれを六角形の型に吹き込んで成形する、という工程によって本作はつくられている。 複雑に亀裂の入った金箔とプラチナ箔が絢爛豪華な背景を形成し、その前を紅白のガラス片が花びらのように舞い散る。尾形光琳の《紅白梅図屏風》を連想させる、藤田の「飾筥(かざりばこ)」シリーズの代表的な作品である。 琳派に深く傾倒した藤田が、その美意識をガラスで表現した「飾筥」を初めて発表したのは1973(昭和48)年のことである。国内でも大きな反響を呼んだが、日本の伝統的な装飾美を感じさせる作品として海外でも注目されることになった。「フジタのハコ」はヨーロッパ各地の展覧会で相次いで紹介され、日本のガラスを一躍国際的に認識させる重要な役割を果たしたのである。(M.T) |
【 凡 例 】
本データベースは、公益財団法人似鳥文化財団が運営する小樽芸術村の収蔵作品の一部を公開するものです。
公開データは随時拡充いたします。
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作品サイズは[H=高さ(縦)×W=幅(横)×D=奥行き]の順に記載する。
■作品解説の執筆者について
末尾にイニシャルが記されていない解説文は、当館学芸員が執筆した。
末尾にイニシャルが記されている解説文の執筆者は、以下の通りである。
新明英仁(H.S)、苫名真(M.T)、志田政人(M.S)、蝦名未来(M.E)
■利用について
本データベース上のテキスト及び画像の無断転用・転載・加工等の行為を固く禁ずる。
©Copyright The Nitori Culture Foundation.All rights reserved.
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