龍
タイトル | 龍 |
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タイトル(よみ) | りゅう |
タイトル(英語) | Dragon |
作者 | 横山 大観 |
作者(よみ) | よこやま たいかん |
作者(英語) | YOKOYAMA Taikan |
制作年 | 明治30(1897)年 |
サイズ | 115.8×126.3cm |
解説 | 作者20歳代の作品である。この頃の大観は1889年に開校した東京美術学校(現在の東京藝術大学美術学部)の助教授として後進の指導に当たり、新しい日本画の創造を目指して意欲作を生み出す一方、古画の模写や研究につとめていた。龍は東洋の伝統的な画題であり、日本では室町・桃山時代の雪村、長谷川等伯、海北友松らが得意としたものである。暗雲の中で複雑にうねる龍の長い身体や爛々と輝く眼の表現は古画の研究を踏まえたものである。その伝統を意識しながら新しい絵画を模索しようとする気迫が画面にみなぎっている。なお、「龍」は西洋における邪悪な存在としての“dragon”とは対照的に、東洋においては一般に聖獣として扱われる。(H.S) 本作は、大観の古典絵画研究の成果、特に室町時代の水墨画の影響をうかがわせる作。吹き付けや濃淡のぼかしなどの巧みな水墨の画技により、《龍》の迫力がいっそう高められている。 |
【 凡 例 】
本データベースは、公益財団法人似鳥文化財団が運営する小樽芸術村の収蔵作品の一部を公開するものです。
公開データは随時拡充いたします。
■データについて
作品サイズは[H=高さ(縦)×W=幅(横)×D=奥行き]の順に記載する。
■作品解説の執筆者について
末尾にイニシャルが記されていない解説文は、当館学芸員が執筆した。
末尾にイニシャルが記されている解説文の執筆者は、以下の通りである。
新明英仁(H.S)、苫名真(M.T)、志田政人(M.S)、蝦名未来(M.E)
■利用について
本データベース上のテキスト及び画像の無断転用・転載・加工等の行為を固く禁ずる。
©Copyright The Nitori Culture Foundation.All rights reserved.
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