婦人と犬

タイトル婦人と犬
タイトル(よみ)ふじんといぬ
タイトル(英語)Lady and Dog
作者藤田 嗣治
作者(よみ)ふじた つぐはる
作者(英語)FOUJITA Tsuguharu
制作年1927(昭和2)年
サイズ65.3×99.8cm
解説20年代の藤田はパリで売れっ子の画家であり、当時流行の最先端を行くファッションをまとった上流階級の夫人やお洒落に敏感な中産階級の令嬢など、女性像を中心に数多くの肖像画を手がけている。本作のモデルは不明だが、そうした注文制作の作品と思われる。ボブカットの短い髪型は20年代のパリで流行したもので、19世紀的な身体を締め付けるコルセットから解放されたドレスとともに、女性の社会進出が進む、20世紀の行動的な女性像を象徴するものだった。長椅子で足を伸ばして座るモデルの全身像を捉えた横長の構図は、裸婦像も含め藤田の女性像に典型的なもの。女性の透き通った白い肌は、当時、「素晴らしき乳白色の下地」と讃えられた。

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