長閑

タイトル長閑
タイトル(よみ)のどか
作者川合 玉堂
作者(よみ)かわい ぎょくどう
作者(英語)KAWAI Gyokudo
制作年不詳(戦後と推定)
サイズ54.8×72.7cm
解説白梅が咲き始めるころの初春ののどかな山村である。日差しが暖かいのであろう。薪割り仕事をする農夫の横に犬が寝そべっている。藁屋根の農家は周囲の景色とすっかり馴染んでいる。山あいの村のひっそりとした風景の中に薪を割る音が響く。針葉樹ばかりが目立つ山肌は、葉を落としたまま新緑の季節の到来を待っている。ほとんど水墨の濃淡で影のように描かれた木々の中にあって、右手前の畑にある緑の作物が作品に生気を与えている。愛知県の豪農の家に生まれた玉堂にとって、このような生活感の伴う山村の風景は最も愛情を注ぎこめるテーマであった。(H.S)

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