ノートル・ダム・デュ・ギドの荒廃した礼拝堂

タイトルノートル・ダム・デュ・ギドの荒廃した礼拝堂
タイトル(よみ)のーとるだむ でゅ ぎどのこうはいしたれいはいどう
タイトル(英語)The Destroyed Chapel at Notre Dame du Guildo"
作者ベルナール・ビュッフェ
作者(よみ)べるなーる びゅっふぇ
作者(英語)Bernard BUFFET
制作年1974(昭和49)年
サイズ89.0×130.0cm
解説収穫を終えた麦畑が眼の前に広がり、遠くにはヨットの浮かぶ青い海が見える。右手前には村の教会があり、入口に向かって小道が続いている。
いかにものどかな田園風景だが、あらためて教会を観察すると思いがけないことに気づく。礼拝堂には屋根がないのである。崩れ落ちてしまったのか、二つのファサードは何もない空間を隔てて対峙している。嵌め込まれていたはずのステンドグラスも今はなく、向こう側が透けている。
ファサードを照らす西からの陽ざしは黒々とした日陰と、積みわらの一つひとつにくっきりとした影を与えているが、その明暗の強い対比は、人影がないこととあいまって、画面にどこか非現実的な印象をもたらしている。
背景に目を移すと、海には白波が立ち、黒みを帯びた雲が水平方向に流れている。特徴的な鋭利な描線は見られないが、ビュッフェ独特の不穏な雰囲気はこの絵にも漂っているのである。

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