雪の村

タイトル雪の村
タイトル（よみ）ゆきのむら
タイトル（英語）Village in the Snow
作者モーリス･ド･ヴラマンク
作者（よみ）もーりす ど ゔらまんく
作者（英語）Maurice de VLAMINK
制作年不詳
サイズ60.5×73.5cm
解説鉛色の雲が重く垂れこめた空の下、人気のない家並みを通り抜けて、雪に轍の跡が残った道がまっすぐに続いてく彼方には、青空が見えています。安定した構図ながら筆遣いはスピード感に溢れ、家々の黒い屋根や黒い道の上には、バターのように白い絵の具が塗り広げられています。フランス、パリに生まれたヴラマンクは、自転車競技選手や楽団演奏者などの経歴を経て、独自で絵の描き方を模索。20世紀初頭に感覚的かつ鮮烈な色づかいの作風により、アンリ・マティスやアンドレ・ドランとともに野獣派、フォーヴィズムの代表的な画家として一躍画壇に躍り出ました。その後はセザンヌに影響を受けて、本作のような抑えた色調と素早い筆遣いで独自の画風を確立しました。
【 凡 例 】
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■データについて
作品サイズは［H＝高さ（縦）×W＝幅（横）×D＝奥行き］の順に記載する。

■作品解説の執筆者について
末尾にイニシャルが記されていない解説文は、当館学芸員が執筆した。
末尾にイニシャルが記されている解説文の執筆者は、以下の通りである。
新明英仁（H.S）、苫名真（M.T）、志田政人（M.S）、蝦名未来（M.E）
 
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