陳進

人物名(ヨミ)チンシン
人物名(英語)CHIN,Chen

略歴・解説

台湾省新竹県香山荘牛埔に生まれる。1922年、台北第三高等女学校(現・台北市立中山女子高校)入学。同学校にて日本人画家、郷原古統の指導を受ける。1925年、郷原の勧めにより女子美術学校日本画師範科に入学。1927年、第一回台湾美術展覧会(以下、台展)に《姿》他2点を出品し、入選。1928年、第二回台展で特選となる。1929年、女子美術学校卒業。鏑木清方に入門し、伊東深水や山川秀峰の指導を受ける。1932年、台展審査員。1934年、台湾に帰国。10月、帰国後に制作した《合奏》を第十五回帝展に出品し、入選。台湾人の女性作家としては初の入選で大きな注目を集める。1940年からは山川秀峰、伊東深水らが結成した「青衿会」に参加。日本で学び、決して簡単ではない官展への入選を重ねながら台湾の女性画家の第一人者として活躍した。1996年、行政院文化奨受賞。1997年、国立歴史博物館内に「陳進芸術文化奨」を創設。享年92歳。

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