去り又来る－かすかなるどよめきⅠ

嶋田しづ

人物名（ヨミ）	シマダシヅ
人物名（英語）	SHIMADA,Shizu
略歴・解説	樺太真岡に生まれる。1937年、東京・中野に転居。1942年、女子美術専門学校師範科西洋画部を繰上げ卒業。1945年、早稲田大学文学部芸術科東洋美術史専攻を修了。同学では會津八一に師事。1953年、第七回二紀展に出品し、新同人となる。1957年、第一回安井賞の候補となる。1958年、渡仏。パリでは、アカデミー・ド・ラ・グランド・ショミエールなどで学び、アンデパンダン展やサロン・ドートンヌに出品を重ねる。当時はエコール・ド・パリ全盛期で、世界中の画家たちがパリを中心に活動していた。その熱気を肌で感じながら、自身も国籍を越えての挑戦を続けた。1964年、パリのダミエ画廊で初めての個展。1965年にはドイツのギャラリー・オーエンで個展を開催した。1978年、帰国。神奈川県逗子市にアトリエを構え、個展やグループ展を多数開催。2007年、第十九回井上靖文化賞受賞。受賞を記念し、2008年に高岡市美術館にて「嶋田しづ展　第15回井上靖文化賞受賞記念―画業60年の歩み」が開催された。