民話「妙音沢の伝説」

資料ID3780
中分類伝承
小分類民話・昔話
資料名民話「妙音沢の伝説」
資料名(よみ)みんわ「みょうおんざわのでんせつ」
解説【抄録】昔、片山村が12か村に分かれていた頃、鈴木氏の子どもに盲人がいました。小さい頃から琵琶を弾き、盲人組織である当堂座の最高職の検校になりました。また、念仏をよく唱え、法臺寺(ほうだいじ)の観智国師や弁財天を信仰し、20年以上が経ちました。ある夜、夢の中に美人が現れ、「明日、市場坂の下の沢で琵琶の弾き方を伝授する」と言われます。翌日、身を清めて沢に赴き、草むらに座って念仏を唱えていると、いつの間にか眠ってしまいました。すると、不思議な香りがして、岩の上に弁才天が現れ、琵琶を弾いてくれましたが、その音色は人間の及ぶものではなかったのです。弁才天は「お前が長年、観智国師を信仰していたのでここに現れた」と言い、名曲を授けてくれました。夢から覚めると、近くの桜の木に弁才天の絵がかかっており、喜んで持ち帰ったといいます。死後、弁才天の絵は法臺寺に納められます。また、検校が弁才天を見たこの沢は、「妙なる音の沢」として妙音沢と呼ばれるようになりました。
エリア片山

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