はかなさは

収集方針新潟の美術
分類
作家江口 草玄(久男) EGUCHI, Sogen (Hisao) 1919~2018
作品名(英文)Hakanasawa
制作年1975年(昭和50)
サイズ31.5×29.0
技法・素材紙,墨
解説本作は、1976年(昭和51)6月墨人会を脱会する草玄にとって、前年の墨人展に出品した最後の出品作です。昭和1975年(昭和50)「このごろ、反古、全部反古、書くことは書き反古を出すこと、ただそれだけ。(中略)いい作品を書いて、みんなに見せる、という対社会的相手意識とそのための意欲は喪失したといってもいいが、書き反古に囲まれ、書き反古に生きる主人公として座り、筆をもつこの身の今そこで呼吸する空気は、紙一枚ごとに新鮮であることは確かである。」と述べ、書をなぜ書くかということへの懐疑が自己を律し、自己の深化に方向づけていきました。単に悲愴感のある言葉としてではなく、墨人会結成の際も“純粋在野”と言い放ち、自身を律する情況においた草玄の再び「書き反古の主人公」「呼吸する空気は、紙一枚ごとに新鮮である」とまで言う超然とした姿が見えてきます。
作品番号CA0046

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