六十余州名所図会 越後親しらず

よみろくじゅうよしゅうめいしょずえ えちごおやしらず
資料ID42566
時代江戸
実物・複数別実物
解説「六十余州名所図会」は、嘉永6年(1853)から安政4年(1857)にかけて制作された初代歌川広重晩年の作。五畿七道の68ヶ国及び江戸からそれぞれ1枚ずつの名所絵69枚に、目録1枚を加え全70枚からなる。全図とも画面は縦長で、前景を大きく描き遠近を協調したり、大胆なトリミングを施すなど、斬新な構図がとられている。親不知は、糸魚川市青海から市振まで約10キロにおよぶ海岸線にある断崖絶壁で、絶景であると同時に、旅人にとっては、北国街道随一の難所でもあった。種本は、享和2年(1802)に後篇4冊が刊行された『日本勝地山水奇観』の「越後親不知」。

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