菓子包装紙

よみかしほうそうし
資料ID42317
時代昭和
実物・複数別実物
解説小千谷市片貝で菓子屋を営んだ小島屋(創業年不明、江戸期か。昭和40年代頃廃業)で使われた包装紙。「煉羊羹」と「衣がや」の文字がみえる。「衣かや」は、幕末の1864年に刊行された『越後土産』の産物番付けの上位に掲載されている菓子である。かやの実に砂糖・道明寺粉の衣をからめた菓子で、茶道にも重宝された。「衣かや」は、かつて小千谷市片貝で八島屋とその分家である小島屋、三島屋が製造していた。戦後は三島屋のみが製造したが、1997年に廃業して幻の菓子となった。

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