某(姓名闕)加冠状

よみなにがし(せいめいかく)かかんじょう
資料ID35438
コレクション名越後文書宝翰集
時代110
指定重要文化財
解説応永31年(1424)10月27日に行われた元服のとき、烏帽子親から烏帽子子に与えられた加冠状。中世武家社会では、男子が元服する場合、有力者を仮親に立てて烏帽子を冠してもらう風習があった。加冠者を烏帽子親、元服者を烏帽子子という。この場合の烏帽子親は不明であるが、烏帽子子に「安田」という名字、「平次太郎」という仮名、「平」という姓、「輔秀」という実名がつけられている。なお、大見氏の中で「安田」の名字が最初に確認される古文書である。

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