春日山古城図
よみ | かすがやまこじょうず |
---|---|
資料ID | 35027 |
時代 | 江戸 |
実物・複数別 | 実物 |
解説 | 春日山城は新潟県上越市に所在しています。山頂が兜の鉢に似ていることから、鉢ヶ峰城とも呼ばれました。築城年代は不明確ですが、長尾氏・上杉氏・堀氏が在城した城として知られます。天文17年(1548)には上杉謙信がここを居城と定め、天正6年(1578)に死去するまで本城としました。本図の大きさは54センチ×79センチで、図中には「越後頸城郡長尾謙信公居城春日山城古城之図」とあって、春日山城を描いたものとわかります。南を上側にして、中央やや右側に春日山城の本丸を描いています。そして、そこを中心にして毘沙門堂や三郎殿屋敷などが配置されています。作者不詳ですが、江戸時代中~後期に作成されたと考えられています。後世の創作部分もあるとみられるので、ここから戦国時代の山城の姿を復元することは困難ですが、これら他の絵図と比較することによって、その変遷を考えることもできます。 |