佐渡金銀山絵巻

よみさどきんぎんざんえまき
資料ID34967
時代江戸
実物・複数別実物
解説前段には佐渡金銀山絵巻の坑内部分や道遊(青柳)割戸の部分を模写し、後段には絵巻の模写とは別に佐渡の金石類・銀石類などの文字情報を写し、一本の巻子仕立としている。前段末尾には「信ノ伊奈郡飯田領時又村今村忠蔵(花押)」、後段末尾には「宝暦四(一七五四)甲戌年十月廿六日江府松算ヨリ越之」といった文字記載がある。現在の長野県飯田市域の人物が鉱山開発の参考とするような意図があって写した可能性も考えられる。また、江戸経由でこのような佐渡金銀山にかかわる情報が伝わっていたことがうかがわれる。

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