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七新薬

よみしちしんやく
資料ID34955
時代江戸
実物・複数別実物
解説佐渡出身の洋学者・医学者である司馬凌海(しばりょうかい・1839~79)が書いた医薬書。安政4年(1857)、長崎に出て当時の最先端の医学を学んだ後、平戸(ひらど・長崎県)で出版した。ヨードカリ・硝酸銀・モルヒネ・肝油など7種類の薬物の効果と使用法を複数の西洋薬学書を参考にしながら、日本人医師の経験などを加えて解説している。当時の医薬書のベストセラーとなった。凌海は、英語・オランダ語・フランス語にも通じ、語学の天才といわれた。明治5年には、日本最初のドイツ語辞典『和洋独逸辞典』を出版している。

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