玄同放言

よみげんどうほうげん
資料ID34953
時代江戸
実物・複数別実物
解説滝沢馬琴著の考証随筆。3巻6冊。馬琴に『北越雪譜』の出版を依頼していた鈴木牧之は、この本のためにいつくかの資料を提供している。そのひとつに、元禄年間(1688~1704)に魚沼郡伊勢平治村(旧川西町)の観音堂で死んでいたという雷獣図などがある。雷獣は、激しい雷雨の時に空中を飛行し、雷とともに地上に落ちて樹木を割き、人畜を害すると信じられていた動物である。巻2、巻3の下の巻末には、『越後雪譜』の近刊案内が掲載されている。馬琴は、『北越雪譜』でなく、『越後雪譜』と命名していたこともわかる。

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