越後土産初編
よみ | えちごみやげしょへん |
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資料ID | 34809 |
解説 | 会津の紀興之(きのおきゆき)が編集・発行した2冊本。幕末期の越後の様々な事について、一覧または番付表のように記されている。初編には、御大名御旗本御領分御預所早見、古城跡、市街市日早見、四十八地蔵などが記されている。「産物見立取組」の項では、大関、関脇の位置に越後の特産物であった縮や絹織物がランクされている。2編には親鸞聖人御旧跡、神社・仏閣・名所・旧跡、温泉などが記されている。「国中見渡勘定七分三分見立」の項では、「門徒宗七分 諸宗三分」(真宗が7割、その他諸宗が3割)、「舟通行七分 馬駄三分」(舟による通行が7割、馬による通行が3割)というように、越後の特徴がよく表現されている。 |