山田正亮

作家名よみやまだ・まさあき
作家名ローマ字YAMADA,Masaaki
生年1929
生年(和暦)昭和04年
没年2010
没年(和暦)平成22年

経歴

1930年(昭和5)、東京に生れる。本名は正昭。1950年(昭和25)、東京府立工業高等専門学校を卒業。自由美術家協会展に出品するとともに1953年(昭和28)より長谷川三郎に師事。同年、読売アンデパンダン展に出品。モランディやセザンヌに傾倒した静物画を描いていたが、1956年頃から絵画の平面性を意識し、不規則な抽象的パターンによるものから、長方形や正方形による作品を描く。1958年(昭和33)、教文館画廊で最初の個展開催。1960年(昭和35)頃から赤や青、黄、黒、灰色によるストライプ作品に移行。一貫して絵画の解体によって絵画の自律性を獲得しようとする意志に支えられた制作は、1975年頃から中間色による方形の格子状の作品へと展開し、さらに格子に荒々しいタッチを重ねる画面へと展開した。1974年(昭和49)、デュッセルドルフでの「日本 伝統と現代」展に出品。1980年(昭和55)、横浜市民ギャラリーでの「今日の作家-感情と構成」展に出品。翌81年、東京国立近代美術館での「60年代現代美術の転換期」展に出品。1987年には第19回サンパウロ・ビエンナーレに出品した。1990年(平成2)、国立国際美術館での「ミニマルアート」展に出品。1995年、東京国立近代美術館での「現代美術への視点」展に出品。2005年(平成17)には「山田正亮の絵画―〈静物〉から〈Work〉…そして〈Color〉へ」(府中市美術館)が開催された。2010年(平成22)、東京で死去。

この作家の作品一覧[全2件]

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