オノサト・トシノブ

作家名よみおのさと・としのぶ
作家名ローマ字ONOSATO,Toshinobu
生年1912
生年(和暦)明治45年
没年1986
没年(和暦)昭和61年

経歴

1912年(明治45)、長野県飯田生まれ。本名小野里利信。1912年(大正1)から群馬県桐生市に住む。1931年(昭和6)、津田洋画塾出身者四名による黒色洋画展の結成に参加。翌32年、自由美術家協会の創設に参加する。1941年(昭和16)応召、戦後はシベリアに抑留された。帰国後は、錯視的ともいえる独特な抽象作品を展開する。1954年(昭和29)、国立近代美術館主催「抽象と幻想」展、同56年の「世界・今日の美術」展等の企画展に招待出品する。1963年(昭和38)の第7回日本国際美術展出品作「相似」は、最優秀賞を受賞した。1964年(昭和39)、グッゲンハイム賞国際美術展、第34回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展、翌年にはニューヨーク近代美術館主催「新しい日本の絵画・彫刻展」、チューリッヒ市立美術館主催の「現代日本美術展」などに招待され、国際的な評価も高い。1986年(昭和61)、死去。練馬区立美術館では、1989年(昭和64)に業績を回顧する「オノサト・トシノブ展」を開催した。

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