神田禎之

作家名よみかんだ・よしゆき
作家名ローマ字KANDA,Yoshiyuki
生年1914
生年(和暦)大正03年
没年1993
没年(和暦)平成05年

経歴

1919年(大正8)、横浜に生まれる。東京美術学校在学中の1938年(昭和13)に、小林源太郎らと「成層絵画研究集団」(のちに成層美術集団と改称)を結成する。第1回展を銀座紀伊国屋画廊で開催、《銀行》などを出品する。福田豊四郎の知遇を得て、創造美術、新美術協会に参加。日本画の様式性を廃し、対象への画心の燃焼による人間性の表出を目指した。1939年(昭和14)、軍務に服し、乙種幹部候補生として中国、マレー、ビルマ戦線に参戦する。1943年(昭和18)、再召集に応じ、スマトラで終戦を迎える。1946年(昭和21)、都立石神井高校の美術教師となる(~1987年まで)。戦争の後遺症ともいうべき慢性腎炎が発病し、1960年(昭和35)新制作展へ出品した日本画《鶏頭》が最後の出品作となる。一方「Group13」展に出品、油彩画で新たな画境を開いた。

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