須田悦弘

作家名よみすだ・よしひろ
作家名ローマ字SUDA,Yoshihiro
生年1969
生年(和暦)昭和44年

経歴

1969年(昭和44)、山梨県に生まれる。1992年(平成4)、多摩美術大学グラフィックデザイン科を卒業。課題で模刻したスルメの木彫をきっかけに、本物と見まごうリアルな彫刻に取り組み始める。「つくられたもののみを見るということは不可能」と語る須田の作品は、超絶技巧によって決定づけられるのでなく、場所とのかかわりのなかから生まれる。デビュー作《銀座雑草論》(1993年)では、小屋のような装置を用意し、金色にしつらえられた内部に小さな雑草彫刻が生けられた。しばしば須田の木彫は思いがけないところに設置され、その空間との関係が作品の重要な要素となっている。1994年から96年まで「東京インスタレイション」と題した個展を開催。美術館での個展には、「ハラ・ドキュメンツ6 須田悦弘 泰山木」(1999年、原美術館)、「水の流れ、水の重なり ~Settled Waters~ 須田悦弘展」(2002年、大山崎美術館)、「須田悦弘展」(2006年、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)など。第11回シドニー・ビエンナーレ(1998年)など国際的な舞台でもキャリアを重ねている。

この作家の作品一覧[全3件]

件ずつ表示

PageTop