北代省三

作家名よみきただい・しょうぞう
作家名ローマ字KITADAI,Shozo
生年1921
生年(和暦)大正10年
没年2001
没年(和暦)平成13年

経歴

1921年(大正10)、東京に生れる。父の影響で少年期よりカメラに親しむ。1939年(昭和14)に新居浜高等工業専門学校機械科(現・愛媛大学工学部)に入学、金属材料学に関心を持つ。1942年(昭和17)、陸軍に応召、47年に復員。1948年(昭和23)「モダン・アート夏期講習会」に参加、山口勝弘らと出会う。また、雑誌に掲載されたカルダーのモビール図版から模作を試み「七燿会展」に出品する。翌年、「第1回読売アンデパンダン展」に油彩を出品。1950年(昭和25)ころより、音楽家など諸ジャンルの芸術家らとの親交を深め、バレエ公演の舞台美術などを担当する。1951年(昭和26)、綜合芸術グループ「実験工房」を結成。第1回発表会として、バレエ「生きる悦び」の舞台美術などを担当する。「実験工房」ではメンバー共同制作による舞台作品、オート・スライドや映像作品などを発表した。またこの年には第1回個展をタケミヤ画廊で開催、構成的な油彩画を発表する。その後は、ベニヤによるレリーフ、モビール、スタビル、印画紙を使った「写真版画」など、絵画以外の表現が中心となっていく。1957年ころからは、主に雑誌を媒体に写真を発表。『模型飛行機入門』『大型カメラの世界』などの著書もある。練馬区立美術館では「浮遊する彫刻」展(1990年)に出品。2001年(平成13)、死去。

この作家の作品一覧[全3件]

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