内間安瑆

作家名よみうちま・あんせい
作家名ローマ字UCHIMA,Ansei
生年1921
生年(和暦)大正10年
没年2000
没年(和暦)平成12年

経歴

1921年(大正10)、沖縄出身の両親が移住した米国カリフォルニア州ストックトンに生れる。1940年(昭和15)、来日して早稲田大学建築科で学ぶが、44年に中退し独学で絵を描き始める。木版画の制作は戦後の1952年(昭和27)頃からはじめる。1954年にデモクラート美術協会の作家青原俊子と結婚。翌年に最初の個展(東京銀座の養清堂画廊)を開催するとともに、日本版画協会会員となる。1957年(昭和32)、流正之との二人展を養清堂画廊で開催。1958年、利根山光人、駒井哲郎、浜田知明らと「版画八人集」展を養清堂画廊で開催。1959年(昭和34)米国ニューヨークに移住。以後、日米両国での個展のほか、1970年のヴェネチア・ビエンナーレ、1972年にイタリアで開催された第2回国際現代木版画トリエンナーレなど国際展にも出品を続けた。かたわら、サラ・ローレンスやコロンビア大学で版画の指導にもあたった。浮世絵の木版技法を活用して独自に開発した「色面織り」による色彩変化にとんだ繊細な多色木版画を制作し高く評価されたが、1982年(昭和57)以降は病に倒れ、ままならぬ活動が続いた。2000年(平成12)ニューヨークで死去。

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