秋山帰樵図

作品名英文表記	Woodcutter Returning to Autumn Mountains
作家	松林桂月
制作年（西暦）	1945-55年頃
素材	絹本着色　掛軸
サイズ（cm）	45.5×51.4
取得方法	寄贈
取得年度	2008(平成20)年度

松林桂月

作家名よみ	まつばやし・けいげつ
作家名ローマ字	MATSUBAYASHI，Keigetsu
生年	1876
生年（和暦）	明治09年
没年	1963
没年（和暦）	昭和38年
経歴	1900年(明治33)、山口県萩の生まれ。本名は伊藤篤。1893年(明治26)、上京し野口幽谷に入門、南画を学ぶ。1896年(明治29)、日本美術協会展に《菊花闘鶏図》を初出品、2等賞となる。1898年(明治31)に幽谷が没してからはほぼ独学で絵の道を進む。一時病気のために帰郷するが、療養後ふたたび上京。1902年(明治35)に環翠会画塾(のちの天香画塾)を開設。1906年(明治39)には山岡米華らと日本南宗画会を設立した。1908年(明治41)、第2回文展に《遊鴨》を出品し、初入選。以後、文展、帝展、日展などに出品を続ける。1939年(昭和14)、ニューヨーク万博に代表作となる《春宵花影》を出品する。1932年(昭和7)帝国美術院会員に、1937年(昭和12)に帝国芸術院会員、1944年(昭和19)には帝室技芸員となる。1960年(昭和35)、日本南画院の設立にあたり会長に就任。南画の表現に新たな世界を開拓し、南画界の重鎮として地位を確立した。1958年(昭和33)、文化勲章を受章。