経歴 | 1918年(大正7)、満州安東市に生れる。1928年(昭和3)、大連洋画研究所で石膏デッサンと油彩を学ぶ。1937年(昭和12)に大連弥生女学校を、1939年(昭和14)には神戸女学院専門部本科を卒業。帰国後、小磯良平に師事する。1952年(昭和27)「第4回読売アンデパンダン展」に油彩小品を出品。1953年(昭和28)には、デモクラート美術家協会の会員となり、56年まで抽象的な油彩や木版画を発表する。1955年(昭和30)、日本女流版画協会の創立会員となる。1958年(昭和33)、「グレンシェン国際版画トリエンナーレ」(スイス)への出品以降、海外での発表が中心となり、1960年(昭和35)には「シカゴ美術館招待展」に出品。この年よりニューヨークに定住し、制作を続ける。1966年ころから、古い木片や石などを封印したボックス型のアッサンブラージュやコラージュの制作に取り組む。2000年(平成12)、ニューヨークにて死去。主なグループ展に、「前衛芸術の日本 1910-1970」(1986年、ポンピドーセンター/パリ)、「東洋の伝統と抽象表現 1945-1970」(1997年、ジムメリィ美術館他)など。また、夫で版画家・内間安瑆(あんせい)との二人展をストライプハウス美術館にて開催している。 |