経歴 | 1950年(昭和25)、長野県岡谷市に生まれる。1972年(昭和47)、東京藝術大学美術学部絵画科卒業。1974年(昭和49)、同校大学院修了。同年から東京藝術大学版画科助手(1975年まで)。1979年(昭和54)、第11回東京国際版画ビエンナーレ展(東京国立近代美術館他)に出品。1980年(昭和55)、「ART TODAY ‘80」(西武美術館)に出品。「1980日本の版画」展(栃木県立美術館)に出品。1984年(昭和59)、第4回ハラ・アニュアル展(原美術館)に出品。同年、「現代絵画の20年‐1960~70年代の洋画と新しい「平面」芸術の動向‐」展(群馬県立近代美術館)に出品。また「現代美術への視点‐メタファーとシンボル」展(東京国立近代美術館)に出品。1987年(昭和62)、「絵画1977‐1987」展(国立国際美術館)に出品。1988年(昭和63)、「現代日本美術の動勢‐絵画PART2」(富山県立近代美術館)に出品。1989年(平成1)、「ドローイングの現在」(国立国際美術館)、「ユーロパロリア89 ジャパン」(ゲント市立現代美術館)に出品。また「第25回今日の作家展 かめ座のしるし」(横浜市民ギャラリー)に出品。1991年(平成3)、「昭和の絵画 第3部 戦後美術‐その再生と展開」(宮城県美術館)に出品。1992年(平成4)、「戦後日本の前衛美術」(横浜美術館)に出品。同年、「第22回サンパウロ・ビエンナーレ」に出品。1995年(平成7)、「日本の現代美術1985‐1995」(東京都美術館)、「戦後文化の軌跡1945‐1995」(目黒区美術館他)に出品。東京国立近代美術館で「辰野登恵子1986-1995」展開催。1996年(平成8)、芸術選奨文部大臣賞を受賞する。初期のストライプからアラベスクへ、さらに菱形などをモチーフとした作風に展開、近年では形の内側と外側を明快に意識した重厚な作品を制作している。 |