牡丹
だいめい | ぼたん |
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作者 | 西山翠嶂 にしやますいしょう |
作った年 | 1940s |
分野(ぶんや) | 郷土の美術 |
ざいりょう、ぎほう | 絹本着彩 |
たて×よこ×はばcm | 47.3 x 51.6 |
説明(せつめい) | ひらひらした花びらがいくつも重なった、大きな花をさかせる牡丹(ボタン)は、中国では昔から「花の王」とよばれていて人気があります。富貴花(ふうきか)という別名もあり、家族のゆたかな生活をそうぞうさせる、おめでたい花だと考えられています。ボタンの花は、ふつう5月ごろにさきます。 この作品では、ピンク色のボタンの花が大きくかかれています。花がとてもりっぱなので、重さでえだが曲がっているように見えます。花の中心は赤くて、外がわにむかって、だんだんピンクから白に色が変わっています。色の変化をきれいに見せるために、また花びらをやわらかく見せるために、作者は上手に絵の具をにじませたり、まっ白の絵の具を花びらの先っぽにぬったりしています。同じように、葉っぱも形をていねいにかくだけではなく、色のぬり方にも注意して、少ししおれた感じを出しています。 よく見ると、虫がいっぴきとまっています。植物は動かないので、虫や鳥をいっしょにかくと、絵にいきいきとした感じが加わります。 |
一般向け作品情報 | http://jmapps.ne.jp/ncam/det.html?data_id=66 |