富士山を望む

だいめいふじさんをのぞむ
作者加藤静児 かとうせいじ
作った年1930s
分野(ぶんや)郷土の美術
ざいりょう、ぎほう油彩・キャンヴァス
たて×よこ×はばcm48.0 x 59.0
説明(せつめい)日本一の高さを持ち、形の美しい富士山は、昔からたくさんの絵にえがかれています。富士山を良く見ることができる場所はいくつかありますが、この絵は静岡県(しずおかけん)にある日本平(にほんだいら)から見たながめをえがいています。富士山を南西から北東の方角にながめています。「望む」は、「ながめる」ことです。雪があるところとないところの境目に雲がうかんでいます。雲の右下の小さな出っ張りは、江戸(えど)時代のふん火でできた宝永山(ほうえいざん)です。富士山と日本平のあいだには清水港があり、駿河湾(するがわん)の青い海が広がっています。この絵が作られた昭和の初めのころは、今とちがい、建物が少なかったようです。この絵のように、手前に平地、真ん中に水面、おくに山をえがく構図は、富士山をえがくとき以外にも使われています。同じようにえがかれている他の作品をさがしてみましょう。

*作った年の「1930s」は「1930年代(ねんだい)」という意味です。
一般向け作品情報http://jmapps.ne.jp/ncam/det.html?data_id=458

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