ラパン・アジール

だいめいらぱん・あじーる
作者モーリス・ユトリロ もーりす・ゆとりろ
作った年1913 c.
分野(ぶんや)エコール・ド・パリ
ざいりょう、ぎほう油彩・キャンヴァス
たて×よこ×はばcm50.0 x 65.0
説明(せつめい)作者のユトリロが、《ノルヴァン通り》をかいた場所から歩いて2~3分のところにあるのが、この「ラパン・アジール」という酒場(さかば)です。左がわの白いさくにかこまれた建物(たてもの)で、2階建てのオレンジ色の屋根の建物に、1階建てのグレーの屋根の建物がくっついています。まどを見るとカーテンがしまっていたり、電気がついていなかったりするので、店は開いていないようです。夜になると、店の中はとてもにぎやかになるでしょう。

《ノルヴァン通り》と同じように、手前から右のおくにむかってのびる道があります。《ノルヴァン通り》よりも急な登り坂になっていて、この坂道を歩いている人が5人います。道の右には白くてごつごつしたかべが立っています。まるで本物のかべのように絵の具があつくぬられていて、よく見ると白い絵の具の下に、緑色や黄土色(おうどいろ)の絵の具がかさなっているのがわかります。木の葉っぱは、こい緑色とうすい緑色の絵の具を使い、細いふでの先で点々をうつようにしてかかれています。わざとかさかさした感じにかくことで、葉っぱが風にゆれているようなこうかを出しています。

*作った年の「c.」は「~年ごろ」という意味です。
一般向け作品情報http://jmapps.ne.jp/ncam/det.html?data_id=300

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