房州風景

だいめいぼうしゅうふうけい
作者村山槐多 むらやまかいた
作った年1917
分野(ぶんや)郷土の美術
ざいりょう、ぎほう油彩・キャンヴァス
たて×よこ×はばcm31.3 x 43.4
説明(せつめい)「房州(ぼうしゅう)」は、千葉県の南側、房総半島(ぼうそうはんとう)のはしのあたりの地いきを意味する昔のよび名です。この絵を作った人は、この絵が作られた年の年末に九十九里浜(くじゅうくりはま)のあたりを旅していました。この絵では、少し高いところから海をながめたところがえがかれています。絵の右手前に小屋があり、実か花をつけた木が植わっています。二本のうち一本は、大きくたわんでいます。左側に人がふたりいて、ひとりは体をななめにかたむけています。草原がおくまで続いていて、ところどころにかれた草木が白色で表されています。岸のはしにも小屋のようなものが小さくえがかれています。海の向うには小さい山を連ねた陸地が見えています。空には雲がうかんでいます。地面の色を茶色く見せているがけには波が白く打ち寄せています。おだやかな冬の景色をえがいていますが、ふしぎなところのある作品です。
一般向け作品情報http://jmapps.ne.jp/ncam/det.html?data_id=202

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