海岸風景

だいめいかいがんふうけい
作者加藤静児 かとうせいじ
作った年1913
分野(ぶんや)郷土の美術
ざいりょう、ぎほう油彩・キャンヴァス
たて×よこ×はばcm61.0 x 100.0
説明(せつめい)昔は、今ほど自由で便利にいろいろな場所を旅することができませんでした。代わりに絵を見て楽しみました。この絵は大正時代の初めごろに作られましたが、鉄道や自動車が使えるようになると、それまで絵にえがかれていなかった、行くことがむずかしかった場所や新しく開発された場所が絵にえがかれるようになります。この絵がどこをえがいたものなのかは分かりませんが、この絵を作った人もいろいろな場所に行っています。海に打瀬船(うたせぶね)という船が3つうかんでいて、遠くのふたつは帆(ほ)という風を受ける布を広げています。近くのひとつは帆を下して、3人の漁師のうちのふたりが魚をとる網(あみ)を海から引き上げています。右上と左下を結んだ対角線で絵を大きくふたつに分け、近くと遠くに陸を、そのあいだに海をえがいています。このような構図は、風景をえがくときに良く使われています。
一般向け作品情報http://jmapps.ne.jp/ncam/det.html?data_id=189

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