ブルトンヌ

だいめいぶるとんぬ
作者山本鼎 やまもとかなえ
作った年1920
分野(ぶんや)郷土の美術
ざいりょう、ぎほう多色木版・紙
たて×よこ×はばcm36.3 x 28.4
説明(せつめい)「ブルトンヌ」は、フランスのブルターニュ地方の女の人のことです。この絵を作った人は、1912年から1916年までヨーロッパにいて、1913年の夏にブルターニュへ行っています。ブルターニュは、ポール・ゴーギャンなどがそこに住んで絵をえがいたことで知られていて、観光地でもあったので、日本の画家たちもよく出かけていました。

この絵は、木版画という版画の技法で作られています。この絵を作った人は、図案をえがき、木に版をほり、紙に刷ることを自分ひとりでしています。そうすることで、昔とちがう新しい木版画を作ろうとしました。外国の女の人をえがいていること、横一直線に水平線を作って画面を上下に分けていることなどに工夫が見られます。実際に見たものから余分なものを省き、必要なものだけを残して、女の人の顔が引き立つようにもしています。分かりやすくすっきりとまとめる工夫がされている作品です。
一般向け作品情報http://jmapps.ne.jp/ncam/det.html?data_id=1698

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