河野にて

だいめいこうのにて
作者山本鼎 やまもとかなえ
作った年1937
分野(ぶんや)郷土の美術
ざいりょう、ぎほう油彩・キャンヴァス
たて×よこ×はばcm72.5 x 89.5
説明(せつめい)「河野(こうの)」は、福井県(ふくいけん)の越前海岸(えちぜんかいがん)にある場所です。この絵を作った人は、この絵をえがいた年の5月に福井県(ふくいけん)を旅しています。春になり、岸辺の小さい山や海の岩場の植物に新しい葉が芽生えています。空がうすいむらさき色をしているのは、太陽が上り始めたばかりの朝早い時間だからでしょう。空には雲の帯がうっすらとえがかれていて、その下の空は桜色をしています。その下には、遠くの岸辺が青色でえがかれていて、空気でかすんで見える様子が表されています。山のふもとに石がきのようなものが築かれていて、そこに小屋がふたつあります。その下の岩場を照らすように太陽の光が差しています。手前には何かのかげがあります。左上と右下を結んだ対角線で陸と海を分け、とがった曲線で打ち寄せる波を白くえがいて、おく行きを表しています。波の動きが時間の流れを感じさせます。
一般向け作品情報http://jmapps.ne.jp/ncam/det.html?data_id=153

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