清水陽春

だいめいきよみずようしゅん
作者水野清亭 みずのせいてい
作った年n.d.
分野(ぶんや)郷土の美術
ざいりょう、ぎほう紙本着彩、軸装
たて×よこ×はばcm172.8 x 82.0
説明(せつめい)下から上にのびる立派な桜の木がたくさんの白い花を咲かせています。画面の2/3をほとんど桜の木がしめているので、この絵を見る人はまるで花見をしているような気分になるかもしれません。右上に枯れ木の枝が少し見えるので、季節は冬から春に変わったところだとわかります。日本の画家は昔から、季節が感じられるように自然や風景を描いてきました。桜の木よりも高いところに、茶色い屋根のお堂がたっています。これは京都の清水寺の本堂で、高いがけの上にたっていることで有名です。作者は、たてに長い画面の一番上にこのお堂を描くことによって、実際に清水寺に行ったことがある人もない人も、この絵を見てその高さが感じられるようにしています。お堂にいる親子はいっしょに桜をながめているのでしょうか。あるいは下をのぞきこんで高さを確認しているのでしょうか。

*作った年の「n.d.」は「作った年がわからない」という意味です。
一般向け作品情報http://jmapps.ne.jp/ncam/det.html?data_id=140

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