前田直衛

人物名(英語)MAEDA Naoe
生年月日(西暦)
生年月日(和暦)
没年月日(西暦)
没年月日(和暦)

略歴・解説

大正4(1915)年、鳥取県八頭郡大村(現鳥取市用瀬町)に生まれた前田直衞(まえだ・なおえ1915~2008)は、昭和6(1931)年に大阪の日本画家・菅楯彦の内弟子となり絵の手解きを受けた後、昭和11年から京都の橋本関雪に師事しました。しかし、戦争の激化に伴い、間もなく召集され、絵画制作の中断を余儀なくされます。復員後もしばらく絵筆を持たない状況が続きましたが、昭和35年、《波切》が第45回日本美術院展に入選となり、以降院展を主な作品発表の場として制作に励み、昭和38年院友に推挙されました。一時期前田は、幾何学的な構成要素やコラージュなどの技法を取り入れながら、新しい日本画表現を模索していましたが、昭和45年頃から京都の町屋や老舗に取材した作品を発表するようになります。伝統的な建築美を通してそこに刻まれた時間を、統一された色調と強固な構図で描き続けた前田は、昭和61年に日本美術院の特待に推挙されました。

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