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正倉院文様象牙撥鏤装身具

作者吉田文之 YOSHIDA Fumiyuki
制作年代昭和40~50年(1965~1975)頃
員数1個
素材・技法等象牙・撥鏤
大きさ(単位cm)h5.4 w1.2 D0.5
収集年度2024
所蔵品番号04649
作品解説ペンダントとしての使用を想定して作られた撥鏤の装身具である。本作の表側は四つに区画され、上から一区画目・三区画目には文様を彫り残す形で六弁の花弁が三重に重なる形状の唐花文が表されている。二区画目には花をくわえた飛鳥が、四区画目には蝶の文様が彫り表される。唐花文は正倉院宝物の紅牙撥鏤尺のものを連想させるが、そこからさらに簡略化、アレンジされている。
裏側には区画を作らず、全面を使って花と葉が唐草状に彫り表される。これも正倉院宝物の紅牙撥鏤尺(中倉51 第1号 裏面、北倉13 甲 裏面など)に類似の唐草文が見られる。宝物の文様を踏まえつつ、作品の面に合わせて形状にアレンジを加えた様子がうかがえる。
文様の随所に赤や緑の色を挿して彩りを加え、さらに金泥の描線を添えて、小さいながらも華やかな作品に仕上げている。

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