玳琩螺鈿舟形供物盤

作者北村昭斎 KITAMURA Shosai
制作年代平成11・1999
員数1基
素材・技法等漆・螺鈿
大きさ(単位cm)h8.2 w48.5 d20.0
収集年度平成15年度
所蔵品番号03628
作品解説作者の北村昭斎が素地作りから手がけた作品のひとつ。金蒔絵による明るく華やかな盤面に対し、縁取りには玳瑁(ウミガメの一種)が使用され、ほどよく器物を引き締める効果をもたらしている。盤面の両端と上下には花文が螺鈿で装飾されるほか、側面に施された四弁花文も見逃せない。作品全体における螺鈿装飾は控えめにも見えるが、厚貝が持つ独特の光沢と併用されている技法とが渾然一体となって、華やかさと高い品格を併せ持つ作品となっている。厚貝螺鈿や玳瑁など、古くから用いられてきた技法であり素材を現代的感覚のもとに駆使した、北村の漆芸の魅力を見ることができる。
多くの文化財の保存修理や復元模造に携わり、そこで得た知見を創作にも生かす、作者の長年にわたる研鑽の成果が十分に発揮された作品と言えよう。
第46回日本伝統工芸展(平成11年)出品作。

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