螺鈿平脱八稜飾箱

作者北村大通 KITAMURA Daitsu 1910/03/19 1992/12/16
制作年代昭和54年(1979)
員数1合
素材・技法等木製漆塗 螺鈿 平脱
大きさ(単位cm)h8.4 w25.8
収集年度1980
所蔵品番号02669
作品解説 螺鈿は夜光貝などの虹色に輝く貝殻を文様に切って木地や漆面に貼り付ける装飾技法。平脱は金属の薄板を文様に切って漆面に貼り付けてさらに漆を塗り、金属部分が露出するまで漆膜を剥ぎ起こすか研ぎ出す装飾技法。螺鈿、平脱とも奈良時代に唐から伝来し、正倉院宝物に見るように当時の漆工品・木工品を飾った。
 この作品はその螺鈿と平脱の両技法を併用して制作したもの。中国殷時代の銅器の鳥紋を夜光貝による螺鈿で表し、その周囲を金平脱で埋める。蓋蔓(蓋の側面)には雷文を螺鈿で表し、その隙間に朱漆塗を施す。夜光貝の持ち味である強い輝きと金平脱との対比が作品に力強さを与えている。

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