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磁器色絵スベリヒユ模様大皿

作者富本憲吉 TOMIMOTO Kenkichi
制作年代昭和13年(1938)
員数1枚
素材・技法等磁器 色絵
大きさ(単位cm)h7.0 D40.9
収集年度1982
所蔵品番号03508
作品解説 1936(昭和11)年、富本は石川県九谷の北出塔次郎のもとに滞在し、色絵の技法を習得する。これ以降、制作の主体は色絵磁器に移るが、色彩豊かでみずみずしい作品を次々に生み出し、その模様の独自性とあいまって、富本ならではの色絵磁器の世界を創り出した。
 富本は植物をモチーフに多くの模様を創案したが、自宅の庭に植えられた草花や、なんと言うこともない野草に注目することがしばしばあった。スベリヒユも夏どこにでも生えて枯れにくい生命力の強い雑草で、富本の仕事場の庭に生えていたのを、茎の赤、花の黄、葉の緑色の配色はそのまま色絵に役立つと考えて、種々の形をスケッチしておいたという。
 確かに、白磁に絵付したその色彩は映えて実に鮮やかで、しかもこの大皿の場合は、外周に緑と赤の円と網代模様をめぐらして全体を引き締めると同時に、中のスベリヒユの印象をより際立たせている。
 1938(昭和13)年春の国画会出品作。

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